会社を辞めたので、旅行なんかしたいと思ったことないのだけど、海外旅行をしてみようと思いたち、衝動的にExpediaとAirbnbでバリ島への航空券と宿泊先を予約した(出発8日前のチケットとか、取れるんですね)。で、どうせ海外行くならいい機会だからちゃんとしたカメラ買って風景とか撮りたいなとなり、以前からうっすら欲しかったカメラを買うことにした。私と同じカメラわからん人の助けになるように、購入に至るまでの検討過程をここに記す。また参考にしたWebサイトなども可能な限り添付していく。何を買ったかだけ知りたい人は末尾までスクロールしてくれ。ちなみに今これを書いている時点でカメラを箱から出していない。旅行までに練習する時間があるだろうか…。というか旅行の準備なにもしてない…。
やりたいこと
- 旅先で写真やムービーを撮りたい
- 日常でカメラを持ち歩いて、面白い構図とか撮りたい。
- いい感じにボケてる写真とか撮りたい。
- 予算は最大でコミコミ20万まで出してもいいかもしれないけど、できれば10万円前後に抑えたい。
ボディ要件
やりたいことから導き出される要件はこんな感じ
コンパクトであること
旅にせよ日常にせよ、「サッと取り出して取る」性は確保しておきたい。ガジェットの軽さは心の軽さに繋がる。あくまで日常の延長に写真の撮影を組み込みたいのだが、一眼レフやフルサイズミラーレスのように大きなカメラは、構えた瞬間に「カメラマン」になってしまうような気がして気後れしてしまう。そのため、今回は上級者向けであるフルサイズのカメラは除外し、マイクロフォーサーズかAPS-Cのミラーレスとした。
関係ないけど、一見そうは見えない小さなガジェットで大きなパフォーマンスを発揮するガジェットが私は好きだ。そこらへんは私がゲーミングPCとして Intel NUCを好んだのと似ているかもしれない。
ムービー撮影機能が強力であること(特に4K動画)
せっかく高品位レンズとセンサーを買うので、必要とあらばムービーにも使いたい。日常ではムービーの撮影機会はなかなか無いかもしれないが、少なくとも旅では歩きながら撮ったりもするだろう。そしてそのムービーはいい感じでなくてはならない(いい感じじゃなくて良いならスマホ使った方が便利なので)。
4K録画であることはそれほど必須ではないが、撮れるに越したことはない。
強力な手ぶれ補正
デジカメの手ぶれ補正は、写真を撮るときには単なる暗所でのブレ防止というだけでなく、一部の機種では夜景を手持ちだけで撮れるなど、表現の広がりをになう。これは特に旅行では使いどころがありそうである。
5軸手ぶれ補正 E-M5 Mark II | デジタル一眼カメラ OM-D | オリンパス
また、旅でのムービー撮影は歩きながらの撮影が想定されるが、その歩行による見苦しい手ブレを取り除くことはムービーを「いい感じ」にする上で極めて重要であろう。デジカメの手ブレ補正には、ボディ内手ぶれ補正とレンズ内手ぶれ補正、そしてその両方を組み合わせた方式がある。一般的にはレンズ内手ブレ補正のみのものは手ブレ補正の効果が少ないようだ。
手ぶれ補正の効果については以下の動画が分かりやすい。
レンズ内手ぶれ補正のみのα6400の手ブレを検証する動画
自撮り対応
ムービー撮影では自分を被写体にするケースが想定されるので、構図の確認のために自撮りに対応しているとうれしい。デジカメにおける自撮り対応とは、液晶ファインダーが縦(180度チルト)か横(バリアングル)かに180度回転するもののことを言う。
防塵防滴
デジタルカメラは極めて繊細なガジェットで、旅先での急な雨や砂浜などでの扱いは注意を要すると聞く。一部の機種は「防塵防滴」を謳っており、ラフな扱いが許されるようだ。それは良いのでチェック項目に追加した。
第一ラウンド:ネット調査
そう言うわけで、「コンパクト」「4K動画撮影機能」「自撮り対応」「手ぶれ補正機能の充実」を中心に見ていきたい。とはいえカメラ全然わからんので、この辺から読み始めて、出てくる機種の価格コムと公式ページを回ってスペックを確認していった。
キヤノン
EOS Kiss M
- 出版社/メーカー: キヤノン
- メディア: エレクトロニクス
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- コンパクト:本体重量 351g(軽量)
- 4K動画:対応
- 自撮り:対応(バリアングル液晶)
- 手ぶれ補正:レンズ内手ぶれ補正のみ
- 防塵防滴:非対応
キヤノン EOS KISS シリーズ初のミラーレス EOS Kiss M。EF-M規格レンズの選択肢が少ないことに否定的な意見が多いが、それは自分に問題になるかは分からなかった。店頭で触ってみた感じは、操作がわかりやすくて好印象だった。しかし、手ぶれ補正が「レンズ内手ぶれ補正」のみで弱かったり 、動画撮影中のAFが弱いらしいというレビューがあったので除外した。
ニコン
ヨドバシの売り場でニコンの機種は全て大きくて重かったので「プロ用なのかな」と考えあまり調査せずスルーした。
ソニー
- α6000/α6300
- タッチAFがついてないのは初心者には不便そうなので除外。
- α6400
- タッチAFついてるが、手ぶれ補正がレンズのみで弱いので除外。
- 参考レビュー: 【前編】SONY α6400をプロカメラマンが辛口レビュー。【Vlog用途】 - YouTube
- α6500
- タッチAFも内蔵手ブレ補正もついているが自撮りができないので除外。
ソニーのαシリーズは差別化のために機能を出し惜しみしているような…。
オリンパス
オリンパスのレンズはパナソニックとともにマイクロフォーサーズ規格を採用しており、選択肢が多いらしい。また、強力なボディ内手ぶれ補正による暗所や夜景の撮影能力をアピールする機種が多くみられた。
OM-D E-M10 Mark III
OM-D E-M10 Mark III | デジタル一眼カメラ OM-D | オリンパス
OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M10 MarkIII ボディー シルバー
- 出版社/メーカー: オリンパス
- 発売日: 2017/09/15
- メディア: エレクトロニクス
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- コンパクト: 本体重量 362g(軽量)
- 手ぶれ補正:強力なボディ内手ぶれ補正。
- 4K動画:対応(4K@30p)
- 自撮り:非対応
- 防塵防滴:非対応
E-M10はコンパクトだし4Kも撮れるけど自撮りができないので除外。惜しい。
OM-D E-M5 Mark II
OM-D E-M5 Mark II | デジタル一眼カメラ OM-D | オリンパス
OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M5 MarkII ボディー ブラック E-M5 MarkIIBody BLK
- 出版社/メーカー: オリンパス
- 発売日: 2015/02/20
- メディア: Camera
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- コンパクト: 本体重量 417g(そこそこ軽量)
- 手ぶれ補正:強力なボディ内手ぶれ補正
- 自撮り:対応(バリアングル式)
- 4K動画:非対応
- 防塵防滴:対応
E-M5 Mk2 は自撮りができるのに4K動画に対応していないのが惜しい。しかし、オリンパス的には動画専用に強化された手ブレ補正やAF機能から「シネマクオリティ」と推しているので、4K撮影こそできないものの「動画の品質」自体には信頼をおけそうだ。公式の作例動画も良さそうである。この機種はすぐに後継機が出るという噂があり、そちらでは4Kに対応するのではないか。私は旅行が来週なので待てないが…。
参考にしたレビュー
パナソニック
オリンパスとならんでマイクロフォーサーズ陣営のパナソニック。オリンパスはスチルに強いが、パナソニックは動画につよいという定評があるらしい。
LUMIX DC-GF10/GF90/GF9
DC-GF10/GF90 | Gシリーズ 一眼カメラ | デジタルカメラ LUMIX(ルミックス) | Panasonic
パナソニック ミラーレス一眼カメラ ルミックス GF10 ダブルレンズキット 標準ズームレンズ/望遠ズームレンズ付属 オレンジ DC-GF10WA-D
- 出版社/メーカー: パナソニック(Panasonic)
- 発売日: 2019/06/20
- メディア: Camera
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- コンパクト:本体重量 269g(とても軽量)
- 自撮り:対応(180度チルト)
- 手ぶれ補正:なし
- 4K動画:対応
- 防塵防滴:非対応
ちいさくてかわいい入門機。キットにパンケーキレンズとかついてる。かわいいのに4K動画も取れたりする。USB充電機能とかもうれしい。しかし手ブレ補正はついていないので除外。他の機種にはだいたいついている、スマホと連携してGPS情報を設定する機能がないのも旅の記録としては不便かもしれない。
LUMIX DC-GX7 Mark III
DC-GX7MK3 | Gシリーズ 一眼カメラ | デジタルカメラ LUMIX(ルミックス) | Panasonic
パナソニック ミラーレス一眼カメラ ルミックス GX7MK3 ボディ ブラック DC-GX7MK3-K
- 出版社/メーカー: パナソニック(Panasonic)
- 発売日: 2018/03/15
- メディア: エレクトロニクス
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- コンパクト:本体重量 407g(そこそこ軽量)
- 自撮り:非対応
- 手ぶれ補正:ボディ内蔵
- 4K動画:対応(4k@30p)
- 防塵防滴:非対応
良さそうなカメラだが自撮り非対応なので除外。あと外部マイク端子がないようだ。ムービーとして使うなら、やはり小型でもいいのでマイクは装着しておきたいところだ。
新製品レビュー:Panasonic LUMIX GX7 Mark III (外観・機能編) - デジカメ Watch
LUMIX DMC-G8
DMC-G8|デジタルカメラ LUMIX(ルミックス)|Panasonic
パナソニック ミラーレス一眼カメラ ルミックス G8 ボディ 1600万画素 ブラック DMC-G8-K
- 出版社/メーカー: パナソニック(Panasonic)
- 発売日: 2016/10/21
- メディア: Camera
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- コンパクト:本体重量 453g (ちょっと重く大きい)
- 4K動画:対応(4K@30p)
- 自撮り:対応(バリアングル式)
- 手ぶれ補正:ボディ内蔵+レンズ内蔵式
- 防塵防滴:対応
4K動画、バリアングル、強力な手ぶれ補正と機能スペックが揃ったが、コンパクトさの観点ではでちょっと尻込みしてしまう。しかし有力候補だ。「生活の面白い視点を切り取る」がやや薄れ、「お仕事のムービーを撮影する」に近づいていく、のをどこまで許容するか、である。
LUMIX DC-G9 PRO
DC-G9 | Gシリーズ 一眼カメラ | デジタルカメラ LUMIX(ルミックス) | Panasonic
パナソニック ミラーレス一眼カメラ ルミックス G9 ボディ ブラック DC-G9-K
- 出版社/メーカー: パナソニック(Panasonic)
- 発売日: 2018/01/25
- メディア: エレクトロニクス
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- 4K動画:対応(4K@60p)
- 自撮り:対応(バリアングル式)
- 手ぶれ補正:ボディ内蔵+レンズ内蔵式
- 防塵防滴:対応
- 総重量:本体重量 586g(重い)
4K@60p対応かつ自撮り対応と、動画機能のかなりの充実を感じる。LUMIXのマイクロフォーサーズカメラとしては最上位機種である。機能的には申し分ないが、いかんせん旅に持って出るには大きく、重い。価格的にもボディのみでおよそ12万と、予算オーバーだ。
LUMIX DC-G99
DC-G99 | Gシリーズ 一眼カメラ | デジタルカメラ LUMIX(ルミックス) | Panasonic
パナソニック ミラーレス一眼カメラ ルミックス G99 ボディ 2030万画素 ブラック DC-G99-K
- 出版社/メーカー: パナソニック(Panasonic)
- 発売日: 2019/05/23
- メディア: Camera
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- 4K動画:対応(4K@60p)
- 自撮り:対応
- 手ぶれ補正:ボディ内蔵
- 防塵防滴:対応
- 総重量:484 g(やや重い)
G8とG9 PROの後継機らしい。実物は見ずにG9の後継機なら重いだろうとスルーしてしまったのだが、今見ると重量はG8に近く、後述する瞳AFの改良も入っており、検討に値する機種だったかもしれない。しかし、いずれにせよG8の時点でサイズに気後れしてはいたし、中古価格もこなれておらず、レンズキットで13万からあるとはいえキットレンズに不満がある(後述)ので、やはり予算オーバーではあった。
第一ラウンド総評
上記に挙げた機種のうち、まず「タッチAF」「内蔵手ブレ補正」は必須と考え、これらを装備していない機種を除外していった。その結果…「小さい」「自撮り可能」「4K動画撮影可能」の三つの要件を同時に満たすカメラが、なんと存在しないことがわかった。トリレンマ!
オリンパスOM-D E-M10 Mark III | オリンパス OM-D E-M5 Mark II | パナソニック LUMIX DC-G7 Mark III | パナソニック LUMIX DCM-G8 | |
---|---|---|---|---|
小型軽量 | ○ | ○ | ○ | △ |
自撮り | × | ○ | × | ○ |
4K動画 | ○ | × | ○ | ○ |
防塵防滴 | × | ○ | × | ○ |
そのため3要件のうち、一つを諦めて二つを選ぶことで購入する製品を確定させる必要が出てきた。
もっとも優先しておきたい要件は「自撮り可能」だったので、まず E-M10 Mark III と DC-G7 Mark III が脱落した。ムービーで自分を被写体にできないと不便、というのは想像しやすい。次に優先したい要件は「コンパクトさ」で、もっとも優先度が低いのは4K動画の撮影能力なので、「小さい+自撮り可能」のE-M5 Mark IIで確定…かと思われたが、スペック上のサイズ・重量の差が体感として許容可能であれば、4K動画が撮影できるG8 LUMIXの方が魅力的な選択肢だ。ここから先は実際に実機を触ってみないと判断がつかないだろう。
店頭でのインプレッション
そんなわけで、E-M5 Mark II と LUMIX DCM-G8 まで絞り込んだうえで、Twitterで教えてもらった中野のフジヤカメラ本店で店員さんに相談のうえ、機種を決定することにした。フジヤカメラさんは新品・中古のカメラを扱うお店で、初心者だと言うと店員さんがとても丁寧に教えてくれる。「F値ってなんですか?」とか「ダイヤルのAとかPとかって何ですか?え、Aってオートだと思ってました…」「パンケーキレンズとかどうなんですか」とか色々教えてもらった。
で、E-M5 Mark II と LUMIX G8 の中古品を触らせてもらった。
- フォームファクタ
- たしかにG8の方が少し大きいが、両者を持ち比べてみるとE-M5の方は中身が詰まっている感じでズッシリした感じ。しかし、重量に関しては標準ズームレンズを装着してしまうと殆ど関係なくなると感じた。ガジェットのコンパクトさを維持するには短い単焦点レンズが必要なようだ。
- G8はグリップがついてる分確実にホールドしやすいと感じた。大きいのも悪いことばかりではない。しかし、自撮りすると、グリップが逆向きになるのでとても持ちにくいという問題が発生した。(やはり歩き自撮りはスマホの領分だろうか…)
- E-M5の瞳AFの方が強力なようだ。自撮りモードにした時、E-M5はすぐに瞳を認識して私にフォーカスを合わせてくれたが、G8はうまくフォーカスしてくれず、わたわたとタッチAFで調整しなくてはいけなかった。自撮り中はカメラを持ちにくいので、オートフォーカスの信頼性が重要なことがわかった。G9やG99では瞳AFが強化されているようだ。
- 手ぶれ補正は、明確にオリンパスの方が優れているとのことだ。本体のみで超強力というのが重要らしい。パナソニックはレンズ内手ぶれ補正に対応したレンズを選ぶ必要ができてしまう。
- 4K動画はまだまだ観る環境も整ってないし、そこはフルHDで妥協しても良さそう。
以上のインプレッションから、 E-M5 Mark IIに決定した。
レンズ編
さて、ここで話は終わらない。一緒に使うレンズを決めないといけない。わからないので、とりあえずGCM-G8とE-M5 Mark II のキットレンズを起点に説明してもらった。二つのカメラはどちらもマイクロフォーサーズなので、どれを選んでも良い。
標準ズームレンズ
LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH/ POWER O.I.S.
パナソニック 標準ズームレンズ マイクロフォーサーズ用 ルミックス G VARIO 12-60mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S H-FS12060
- 出版社/メーカー: パナソニック(Panasonic)
- 発売日: 2016/04/28
- メディア: エレクトロニクス
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G8のキットレンズ。いわゆる標準ズームレンズ。防塵防滴。ズームレンズとしてはサイズが小さいのが魅力。レンズ内手ぶれ補正あり。一本で35mm換算で広角側24mm相当から望遠側120mm相当までカバーできる(マイクロフォーサーズの焦点距離は、2倍すると一般的な画角の数字になる)。しかし、F3.5-F5.6というのは、結構暗くてボケが作れないらしい。ボケを作るには、明るい=F値が小さいレンズを選ばないといけない。一回帰って価格コムでネットで作例を見たが、確かにVARIOの作例は他と比べて霞がかかったような印象があり、正直「こんな写真が撮りたい!」と心がときめくものはあまり見かけなかった(プロが撮ったものはさすがに良いのだが、アマチュアの作品の方が参考になるだろう)。ときめきは大事なのである。
- マイクロフォーサーズで常用しやすい標準ズーム――パナソニック「LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.」 (1/2) - ITmedia NEWS
- 交換レンズレビュー:コレ1本で旅に出たくなる“万能標準ズーム” - デジカメ Watch
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm/F2.8
OLYMPUS 標準ズームレンズ ED 12-40mm F2.8 防塵 防滴 マイクロフォーサーズ用 M.ZUIKO ED 12-40mmF2.8PRO
- 出版社/メーカー: オリンパス
- 発売日: 2013/11/29
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EM-5 Mark IIのキットレンズ。同じく防塵防滴の標準ズームレンズだ。EM-5のレンズなので、手ぶれ補正は実装されていないことに注意。望遠側が80mm相当までと、上の12-60(120mm相当まで)より少し少ないが、覗かせてもらうとほとんど分からない程度の差だった。サイズが12-60より一回り大きい点を敬遠したが、しかしF2.8通し(望遠側まで全部F2.8)というF値の小ささからくる画面の明るさ、価格コムで作例を見ても明らかに優れていた。これはときめく。
家に帰って、似たスペックのパナライカ12-60/2.8-4.0も検討したが、F2.8通しの方が良い、と判断してM.ZUIKO DIGITAL ED12-40/F2.8に決定した。
追記: id:DocSeri さんの記事がとても参考になったのだった。 docseri.hatenablog.jp
単焦点レンズ
標準ズームレンズがあれば広角から望遠までカバーできるが、やや大きいのがネックだ。単焦点レンズはズームができない代わりに小さく、日常的にカメラを持ち出してスナップを撮るには適している。また、F値が小さく明るく撮れる(F1.4〜1.8とかある)特徴がある。一つくらい持っていてもバチは当たらなさそうである。
単焦点レンズはズームができないので、まず自分が一番撮りたい画角を理解しておく必要がある。下記サイトが参考になった。
検討の結果、自分がカッコいいなー、こういうスナップ撮りたいなー、と思う写真は50mmっぽい雰囲気があるように思った。作品として締まっている感じがする。あと35mmとかだとあんまりボケを作って楽しむ感じじゃなさそうだし。俺はボケが作りたいんだ!スマホじゃできないから!
と言うわけで比較対象としたのが以下の3製品である。評価メモは全て価格コムの作例のみで判断している。
- M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8
- 3万円くらい。個人的に好きなボケ味
- LUMIX G 25mm/F1.7 ASPH
- 2.1万円。パナソニックの撒き餌レンズ。個人的にはあまり?
- LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.
- 4万円くらい。いわゆるパナライカ。F1.4ですんごいボケる。とろけるようなボケ味…ほしい…
OLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 SLV
- 出版社/メーカー: オリンパス
- 発売日: 2014/02/28
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パナソニック 単焦点レンズ マイクロフォーサーズ用 ルミックス G 25mm/ F1.7 ASPH. ブラック H-H025-K
- 出版社/メーカー: パナソニック(Panasonic)
- 発売日: 2015/10/23
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Panasonic フォーサーズ用 ライカ DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH. 単焦点 標準レンズ H-X025
- 出版社/メーカー: パナソニック(Panasonic)
- 発売日: 2011/07/22
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と、これもここまで絞り込んでからフジヤカメラで触らせてもらった。ZUIKOはかなり小さく、同じオリンパスのE-M5 Mark IIとデザインの親和性が高かった。パナライカも触らせてもらった。中古価格差は小さかったのだが、やや大きめであることと、カメラ内部の機構のせいでAFが駆動するたびにカチャカチャと耳障りな音がするため諦め、今回は M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 に決定した。
パナライカの方がやや明るく撮れるしボケの綺麗さも上ですが、まあ相当厳密に比較しないと違いは分からないですね、とのことであった。
お買い上げ
はいというわけで、購入したのは E-M5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm/F2.8 レンズキット(新品)と、M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 単焦点レンズ(中古)の組み合わせでした。
OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M5 MarkII 12-40mm F2.8 レンズキット ブラック E-M5 MarkII 12-40mm F2.8 PRO LK BLK
- 出版社/メーカー: オリンパス
- 発売日: 2016/07/08
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OLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 SLV
- 出版社/メーカー: オリンパス
- 発売日: 2014/02/28
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本体キットは中古で買ってもよかったのだけど、価格差が10%程度だったのと、バッテリーは消耗品なので不安があったこと、フラッシュの欠品もあったため新品に。中古でもお店の半年保証はつきます。単焦点は中古でコストを抑えました。
周辺機器含めたコストを書いておきますね。液晶保護フィルムは店員さんに熟練の技で貼ってもらいました。
品目 | 価格 |
---|---|
本体キット | ¥101,400 |
単焦点レンズ | ¥24,840 |
レンズプロテクター(ズームレンズ用) | ¥2,680 |
プロテクター(単焦点レンズ用) | ¥1,680 |
SDカード(64GB) | ¥1,680 |
予備バッテリー | ¥5,630 |
液晶保護フィルム | ¥840 |
合計 | ¥138,750 |
今回Twitterのレンズ沼の人たちに色々教えてもらったり、店員さんにみっちり教えてもらったり、いい沼や…となりました。ありがとうございます。楽しみます。
1,000点のチョイスです(ズームキットの電動ズームレンズじゃなくて PRO レンズにしてるの最高だし 25mm F1.8 つけた判断もそれ!!!という感じ)
— Issei Naruta (@mirakui) 2019年8月17日
ほめられた。やったぜ。